「自動売買は簡単に、そして自動で稼げる効率的な方法」と耳にすることも多いでしょう。
しかし、それを鵜呑みにするのは少し危険かもしれません。
「このEAで絶対に儲かります！」「勝率90％保証！」といった甘い誘いに惑わされて失敗しないためにも、自動売買に関する正しい知識を持って運用することが大切です。
そこで今回は、XM(XMTrading)で自動売買(EA)を始める前に知っておくべきポイントをすべてご紹介します。
おすすめの無料EAの選び方やXMでの自動売買の方法も詳しく解説しているので、この記事を参考に自動売買トレードにぜひ挑戦してみてください。
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XMの自動売買(EA)の基本原理
まずは、FX取引におけるXMの自動売買（EA）がどんなものかをご説明します。
EAは「Expert Advisor（エキスパート・アドバイザー）」の略で、MT4・MT5上で動作する自動売買プログラムのことを指します。
EA（自動売買ツール）をMT4やMT5にダウンロードすると、そのプログラムに組み込まれたトレードルールに従い、自動でFXトレードを行ってくれます。
自動売買なので、裁量トレードとは違い、常にチャートを監視する必要がありません。
優秀なEAを見つけることができれば、無料のEAであっても、自分の手をかけずに継続してFXで利益を上げることが可能です。
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ただし、継続的に利益を出せる優秀なEAを見つけるのは簡単ではなく、選び方のコツも必要です。
優秀なEAの選び方については後ほど解説します。
XM 自動売買（EA）のメリットとデメリット
XM（XMTrading）や海外FXで自動売買（EA）を利用する際は、自動売買のメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
それではまず、自動売買トレードのメリットについて見ていきましょう。
EAのメリット
この3つのメリットについて順に解説していきます。
忙しい人でも利用しやすい
EA（自動売買ツール）は、FX取引を自動で行ってくれるため、MT4/MT5に設定して稼働させるだけで、チャートをチェックしたり、新規注文や決済を行う必要がありません。
日中仕事でFXに時間を割けない方でも、EAを使うことで仕事中にFXで利益を上げることができます。
さらに、EAを利用すれば24時間自動で取引が可能なので、夜間でも寝ている間に利益を積み上げる仕組みを作ることができます。
チャート分析の手間が省ける
FXで勝つためには、チャート分析が欠かせません。
しかし、チャート分析は非常に難しく、多くのトレーダーがFXで勝てない理由の一つに、正確なチャート分析ができていないことが挙げられます。
また、正確なチャート分析を身につけるには、それなりの勉強と経験が必要です。
その点、自動売買は優秀なEAさえ選べば、そのEAに正確なチャート分析が組み込まれているため、トレーダー自身に労力がかかりません。
チャート分析が苦手な方にとっては、優秀なプログラマーが開発した自動売買ツールは非常に有効です。
感情に影響されない
FXで負けてしまうトレーダーの多くは、メンタルをうまくコントロールできていないのが原因です。
気持ちはよく理解できます。
大きな利益を期待して利確のタイミングを逃したり、損失が小さくなることを期待して損切りをためらったり、負けた悔しさから後先考えずにエントリーを繰り返してしまうことなど、感情に左右されたトレードが良い結果を生むことはほとんどありません。
それは分かっていても、人間は欲に弱い生き物ですから、ついつい同じ失敗を繰り返してしまうものです。
EAであれば、トレードに感情は一切入りません。トレードルールに従って自動で取引が行われるため、焦って損失を重ねるリスクが大幅に低くなります。
以上が、XMでEA自動売買を行うメリットです。
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それでは、次に自動売買のデメリットについて見ていきましょう。
EAのデメリット
それぞれ詳しく解説していきますね。
経済イベントに弱い
EA（自動売買ツール）の最大の弱点は、予想外の値動きに対する対応力です。
FXでは、雇用統計やFOMCなどの経済指標イベント時に相場が大きく変動し、予想外の動きが頻繁に発生します。
EAは特定のパターンに基づいて取引を行うため、想定外の値動きが発生した場合、柔軟な対応ができず損失を招くことがあります。
そのため、イベント時にはEAの稼働を一時停止し、自動売買を控えるのが賢明です。
優秀なEAを見つけるのは困難
自動売買（EA）の最大の難点は、優秀なEAを見つけることが難しい点です。
市場には無数のEAが存在し、無料から有料まで幅広い種類があります。その中から優れたEAを選び出すのは簡単ではありません。
しかし、無料だからといって劣っているわけではなく、無料のEAでも十分な実績があれば問題ありません。
自動売買を始める際には、EAの過去の成績や実績、パフォーマンスを必ず確認し、稼働前に優秀かどうかを検証することが大切です。
正しいEAの選び方については後ほど解説します。
ここまで自動売買（EA）のメリット・デメリットについて見てきましたが、EAを運用する際にどのFX会社で稼働させるかが非常に重要です。
その理由は、各FX会社によって約定力やスプレッドなどの取引条件が異なるためです。
XMは自動売買に適しているのか？
自動売買を行う際にFX会社に求められる最も重要なスペックは、「約定力」です。
約定力とは、新規注文や決済において、どれだけ迅速かつ確実に注文が執行されるかを示す指標です。
先ほどEAのデメリットとして、予想外の相場に弱いことを挙げました。EAはあくまでプログラムであり、約定拒否やスリッページへの対応が得意ではありません。そのため、どれほど優秀なEAでも、相場状況次第では勝てなくなることがあります。
そのため、EAの注文を確実に通してくれる約定力の高さが、自動売買を行うFX会社を選ぶうえで最も重要なポイントです。
XMは海外FX業界でもトップクラスの約定力を持ち、公式サイトで「全取引の99.35%が1秒以下で執行」「リクオートは一切なし」「執行率100%、注文拒否なし」と注文方針を公表しています。
そのため、XMはEA運用に非常に適した海外FX業者といえるでしょう。
さらに、XMでは口座開設するだけで13,000円のボーナスがもらえるキャンペーンを常時実施していますので、この13,000円を使ってEAを試してみるのもおすすめです。
EAにはスプレッドの影響が少ない
自動売買(EA)の運用ではスプレッドが重要だと思われがちですが、実際にはそれほど大きな影響はありません。
その理由は、EAが特定のFX会社に合わせて設計されているからです。
FXの自動売買で利益を上げるには、スプレッドの狭さにこだわるのではなく、XMならXMに適したEA、AXIORYならAXIORYに適したEAを選ぶことが重要なのです。
XMの自動売買(EA)で利益を出せるの？
XMTradingが自動売買(EA)に向いていることは理解できたと思いますが、「本当に利益が出るのか？」が気になるところでしょう。
実際、XMでEAを使って利益を上げているトレーダーは多数います。
ただし、効率よく利益を狙うなら、自動売買(EA)より裁量トレードのほうがトレードチャンスを見つけやすく、大きな利益を得る可能性が高いでしょう。
裁量トレードにはチャートの分析やタイミングを見極めるための時間が必要です。
一方、自動売買なら優秀なEAを見つけさえすれば、あとは手間をかけずに利益を積み重ねられるため、忙しい方やチャート分析が苦手な方には最適な投資手段です。
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XMの口座をまだお持ちでない方は、まず口座開設で得られるボーナスを使って自動売買を試してみると良いでしょう。
次に、正しいEA(自動売買ツール)の選び方について詳しく解説します。
正しいEA（自動売買ツール）の選択方法
繰り返しお伝えしていますが、優秀なEAを選ばない限り、FXの自動売買で利益を上げることは難しいです。
では、ここから実際にXMでEA（自動売買ツール）を選ぶ際に重要となるポイントを詳しく見ていきましょう。
3つのポイントについてそれぞれ解説していきます。
過去のパフォーマンスの確認
通常、ネット上で公開されているEA（自動売買ツール）には、これまでの運用実績や過去の成績が記載されています。
優秀なEAかどうかを判断する際のポイントは、以下の3つです。
優秀なEAかの判断ポイント
それぞれが何を意味するのか、詳しく見ていきましょう。
プロフィットファクター(PF)
プロフィットファクター（PF）は、「総利益÷総損失」で計算され、PFと略されることが多い指標です。
PFが1.0以上であれば利益が出ている状態、1.0以下であれば損失が出ている状態を示します。
もちろん、PFは1.0以上であることが望ましいですが、あまりにも高いPFを持つEAには注意が必要です。
一部のEAは、わざと含み損を損切りせずに持ち続けたり、取引期間を短くして取引回数を少なくすることで、PFを不自然に高く見せることがあります。
自動売買で利益を得るためには、こういった詐欺的なEAに騙されないようにすることが重要です。
そのため、信頼できるEAを選ぶ際には、PFが1.5〜2.5の範囲に収まっているものを目安にすると良いでしょう。
最大ドローダウンの確認
最大ドローダウンとは、「特定の期間における累計損益が最も悪化した際の割合」を示すものです。
簡単に言うと、そのEAが最も調子を崩したときにどれだけの損失を出してしまうかを表しています。
この数値が大きいほど資産が減少するリスクが高く、逆に小さいほど資産が減りにくいことを意味します。
そのため、最大ドローダウンが小さいEAを選ぶのが賢明です。
優秀な自動売買ツール（EA）を選ぶ際の目安として、最大ドローダウンが10％以下のものを選ぶと良いでしょう。
運用期間と取引回数のチェック
上記2つの指標の信頼性を判断する際には、自動売買ツールの稼働期間と取引回数が非常に重要です。
稼働期間が極端に短いEAや、取引回数が極端に少ない場合、これらの値が偶然高くなることも考えられます。
そのため、必ず稼働期間と取引回数を確認しましょう。
信頼性のあるEAの目安として、稼働期間は6か月以上、取引回数は100回以上であることが望ましいです。
フォワードテストの有無
過去の成績と併せて、優秀なEAを見極めるための判断材料として使えるのが「フォワードテスト」です。
フォワードテストとは、リアルタイムでの運用成績を示すものです。
これとは別に「バックテスト」というものがありますが、バックテストは過去の相場に当てはめた運用成績であり、都合の良い部分だけを切り取ることが可能です。
そのため、バックテストの結果はあまり信頼性が高いとは言えません。
このような理由から、必ずフォワードテストの成績を見てリアルタイムで結果がでているかを確認するようにしてください。
フォワードテストを見る際のコツは、安定して利益を出し続けているかどうかです。
それでも自分でバックテストを行いたいという方は、XMTradingでヒストリカルデータを入手して試してみるのも良いでしょう。
デモ口座でもEAの稼働ができるので、フォワードテストを試したい方はぜひ活用してみてください。
XMでの使用に適したEAか
最後にこれだけは忘れてはなりません。
EA(自動売買ツール)がどれほど優秀であっても、そのEAがどのFX会社を想定して開発されたものかを確認する必要があります。
XMTradingに対応していないEAを使用すれば、優秀であってもスプレッドや約定力の違いにより、利益を出せなくなることは十分に考えられます。
条件検索でXMTradingに対応したEAを選ぶようにしましょう。
ここまで、適切なEAの選び方について解説してきました。
それでは、実際に優れたEAを探しに行きましょう。
XMの自動売買ではEAのテストにはマイクロ口座がベスト
自動売買の検証に際して、多くのFXトレーダーはデモ口座を利用し、実際の資金を使わずに済む方法を選ぶ傾向があります。
しかし、デモ口座での検証はあまり意味がありません。
なぜなら、デモ口座とリアル口座では、スワップや約定力に違いがあるためです。
そのため、多少のリスクを負ってでも、リアル口座で検証を行うことをおすすめします。
最も検証に適しているのは、XMTradingのマイクロ口座です。
XMのマイクロ口座は、スタンダード口座やZERO口座とは異なり、最低取引額が10通貨と非常に少額から取引が可能です。
最小ロットでの取引であれば、数千円程度の証拠金で十分取引が行えます。
XMで自動売買(EA)の検証を行う際には、マイクロ口座を利用しましょう。
XMの自動売買はスタンダード口座とゼロ口座のどちらが良い？
EAの検証にはXMのマイクロ口座をおすすめしましたが、実際にEAの運用を始める際、どの口座タイプが適しているのか迷うこともあるでしょう。
多くのFXトレーダーが悩むポイントは、スタンダード口座かZERO口座かという選択です。この2つの口座の主な違いは「スプレッド」にあります。
EAはそのFX会社のスペックに合わせて設計されていますが、スプレッドが広がると、EAの判断が狂う可能性が出てきます。
EAを運用する際には、できるだけスプレッドの狭いFX口座を利用することが理想です。
その観点から、XMTradingでEAを運用するなら、ZERO口座のほうが適していると言えるでしょう。
ただし、ZERO口座には取引手数料が発生する点に注意が必要です。スプレッドが抑えられる一方、取引ごとに別途手数料が引かれます。
取引手数料の徴収タイミングは次のとおりです。
取引手数料の徴収タイミング
- MT4：エントリー時に往復分を一括で徴収
- MT5：エントリー時と決済時に片道ずつ徴収
このため、純粋な利益が手数料によって多少圧迫されることになります。
ただし、この手数料は確定申告の際に経費として申告できるので、適切に申告することで税金の負担を軽減できます。
まずマイクロ口座で検証し、その後ZERO口座で運用するという流れでXMTradingでの自動売買に関する基本知識は整いましたね。
それでは、次にEAをMT4上で設定する具体的な方法を見ていきましょう。
XMの自動売買でのEA設定手順
では、実際にEAを設定する方法やEA自動売買の手順を確認していきましょう。
- XM口座の開設とMT4のインストール
- データフォルダを開く
- EAをMT4にインストールする
- EAの稼働開始
XMの自動売買でのEA設定手順
「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択します。
データフォルダが開いたら、「MQL4」→「Expert」のフォルダを開きましょう。
使いたいEAをMT4にドラッグ＆ドロップで導入しましょう。
導入後は、MT4を再起動してください。「表示」→「ナビゲーター」でEAを確認することができますよ！
「自動売買」をクリックして、EAを稼働させましょう。
EAには設定する通貨ペアや時間足が決まっている場合もあるので、適切なチャートを表示させることが大切です。
EAが稼働中かどうかは、チャート画面右上のニコちゃんマークで確認できます。
稼働していない場合、ニコちゃんマークは笑っていませんが、稼働しているとニコちゃんマークは笑顔に変わります。
これでEAの設定は完了です。
最後に、XMで自動売買（EA）を行う際に利用できる、VPSというネットワーク環境サービスについて紹介します。
XMの自動売買にはVPSサービスの利用がおすすめ
VPSとは、FX専用のレンタルサーバーのことです。
EAを稼働させて自動売買を行うためには、24時間自分のPCを起動し、常にインターネットに接続しておく必要があります。
しかし、VPSを利用すれば、自分のPCを常時開いておく必要がなくなり、地震や停電、火事などのリスクを回避できます。
通常、VPSをレンタルするには費用がかかりますが、XMTradingでは特定の条件を満たすと、無料でVPSを利用できるサービスがあります。
- 月に5ロット以上の取引（FX・ゴールド・シルバー）
- 口座残高が1,000ドル以上
この条件をクリアすれば無料でVPSが利用できますが、条件を満たせない場合でも月額28ドルでVPSをレンタルできます。
VPSを使わずにEAを稼働させることもできますが、自動売買で本格的に稼ぎたいなら、VPSの利用をおすすめします。
また、XMではミラートレード（コピートレード）も可能です。ミラートレードは自動売買の一種ですが、VPSやEAを使用せずに始められます。
ミラートレードについては下記にて詳しく解説しています。
以上が、XM（XMTrading）の自動売買（EA）を正しく利用するための10の知識です。
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XMの自動売買のよくある質問
最後に、XMの自動売買やEAに関するよくある質問をまとめましたので、ぜひご参考ください。
- XMで自動売買・EAは禁止されている？
- XMの自動売買はスマートフォンでもできる？
- XMでゴールドの自動売買は可能？
- XMの自動売買のMT4で複数のEAを同時に稼働できる？
- XMの自動売買でEAを使った両建ては許可されている？
XMの自動売買（EA）のまとめ
XMで自動売買（EA）を行う際には、EAの基本原理から利点・欠点、そしてXMでの自動売買に適したEAの選び方まで、さまざまなポイントを押さえておくことが重要です。
特にXMは高い約定力を持つため、自動売買に適しています。
EAのテストにはマイクロ口座が最適で、運用にはスタンダード口座やゼロ口座の選択がポイントです。また、VPSの利用により安定したEA稼働が可能となります。
この記事を参考にXMの自動売買の知識を身につけ、効率的なトレードを実現しましょう。
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