「RoboForex（ロボフォレックス）」は、創業19年という長い歴史を持ち、同時に複数ポジションの決済が可能な「cTrader」を採用している数少ない海外FX会社の一つです。
ただし、2020年2月には日本向けの公式ウェブサイトが削除され、現在の英語公式サイトには日本市場からの撤退が明記されています。これにより、事実上日本向けサービスからの撤退だと確認できます。
RoboForexの利用を検討していた日本在住の方は、RoboForexに類似した狭いスプレッドを提供する海外FX業者の一覧を以下に示しますので、参考にしてください。
これからはRoboforexがサービスを提供している国に住む方々に向けて情報をお届けします。
RoboForexでの口座開設を考えている海外在住の方は、この記事を参考にしてください。
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RoboForexの評判・口コミ総評
まずは、RoboForexの評判や口コミの総評になります。
海外FX市場におけるRoboForexの評判口コミ
海外FXトレーダーにとって評判を確認する際に役立つのが、大手のFXフォーラム「FPA（Forex Peace Army）」と「Trustpilot」です。
2023年5月の時点で、FPAにおけるRoboForexのスコアは2.462でした。
引用元：RoboForex | Forex Brokers Reviews | Forex Peace Army
FPAでの評価と同様、RoboForexのサポートチームが低評価の評価に直接返答しており、顧客対応が手厚いことが評価されています。
RoboForexの良い評判と5つのメリット
RoboForexの良い評判・メリットは以下の5つです。
- ベストブローカー賞を複数回受賞
- ゼロpipsからの狭いスプレッドで取引可能
- 約定スピードが速い
- cTraderとRTraderに対応
- CopyFXに対応しておりコピートレードが可能
複数回にわたるベストブローカー賞受賞
RoboForexは過去に数回ベストブローカー賞を受賞しており、2022年にも様々なカテゴリーで多くの名誉ある賞を獲得しました。
- Best Prime Trading Account (Ultimate Fintech Awards)
- Most Trusted Broker (International Business Magazine Awards)
- Best Multi Asset Trading Platform (Global Banking & Finance Awards)
- Best Investment Products (Global Brands Magazine Awards)
- Most Transparent Broker (World Ec onomic Magazine Awards)
- Best Stocks Broker (London Trader Show Awards)
さらに、Roboforexはムエタイの選手でキックボクシングの世界チャンピオン「Andrei Kulebin」をサポートする他、2022年からはペルーのサッカークラブ「Cienciano（シエンシアーノ）」のスポンサーも務めています。
ゼロpipsスタートの低スプレッド
RoboForexの特徴は狭いスプレッドで、ゼロpipsからのトレードが可能です。
RoboForexの最低スプレッド比較
| 口座タイプ | 最低スプレッド(手数料) |
|---|---|
| Prime | 0.0pips |
| ECN | 0.0pips |
| R StocksTrader | 0.01USD |
| ProCent | 1.3pips |
| Pro | 1.3pips |
5つの口座タイプ中、「Prime」と「ECN」口座は最低スプレッドが0.0pipsで非常に狭く設定されています。
スキャルピングや頻繁な取引を行う短期売買には、「Prime」や「ECN」口座が適しています。
また、他の海外FX業者とドル円のスプレッドを比較するのも参考になります。
ドル円スプレッド比較
| 海外FX業者 | スプレッド |
|---|---|
| RoboForex | 0.0pips |
| FBS | 1.0pips |
| AXIORY | 1.3pips |
| Tradeview | 1.3pips |
| XM | 1.4pips |
| LAND-FX | 1.3pips |
AXIORYやTradeviewよりも狭いスプレッドが特徴のRoboForexは、低スプレッドを求める方にとって良い選択肢です。
ただし、前にも述べたように、RoboForexは日本在住の方の口座開設は受け付けていません。
高速な取引が行える
RoboForexの強みの一つはその高速な約定スピードです。
以下に、各海外FX業者の公開されている約定スピードを一覧で示します。
約定スピード一覧比較
| 海外FX業者 | 約定スピード |
|---|---|
| RoboForex | 0.1秒 |
| IFC Markets | 0.401秒 |
| AXIORY | 0.326秒 |
| XM | 0.019秒 |
| LAND-FX | 0.035秒 |
| FxPro | 0.379秒 |
XMやLAND-FXには及ばないものの、他の主要な海外FX業者と比べてもRoboForexの約定スピードは速いです。
特にスキャルピングのような短期取引において、約定スピードの速さは重要な要素です。
加えて、スプレッドの狭さもあり、RoboForexはスキャルピング向けの取引環境を整えています。
cTraderおよびRTrader対応
RoboForexでは、海外FXでよく使われるMT4・MT5のほか、cTraderとRTraderという取引プラットフォームも提供しています。
RTraderはRoboForexが開発したWebトレーダーで、モバイルアプリにも対応しており取引が可能です。
一方、cTraderは顧客の注文を直接取引市場に送るECN用のアプリケーションとして機能します。
MT4・MT5などの従来の取引プラットフォームに比べて動作速度が速く、数pipsの利益を追求するスキャルピングトレードに適しています。速い動作だけでなく、以下の特徴もあります。
- 約定力が高く狙ったスプレッドで決済できる
- 通貨の値段や数量など売買注文が分かる「板情報」を見られる
- 保有している複数ポジションを同時決済できる ・直感的に操作できるUI
しかし、前述の通り、RoboForexは日本在住者にサービスを提供していませんので、cTraderに興味がある方は他の海外FX業者を検討しましょう。
CopyFXでのコピートレーディングが可能
RoboForexでは、自社開発のコピートレーディングプラットフォーム「CopyFX」が使用できます。
CopyFXはミラートレーディングを指し、世界中の約1,000人のプロトレーダーの取引を自分の口座でコピーし、それに従って取引をすることが可能です。
利益確定や損切りのタイミングもコピーできるため、初心者でも利益を出すチャンスがあるのがCopyFXの大きな魅力です。
RoboForexに関する悪い評判と3つのデメリット
RoboForexの悪い評判・デメリットは以下の3つです。
- 日本国内では口座開設ができない
- 日本語に対応していない
- 両建てができない
日本国内での口座開設不可
先にも述べた通り、RoboForexは2020年2月から日本語の公式サイトが閲覧不可能となり、日本市場からの撤退をしています。
撤退の理由ははっきりしていませんが、厳格な日本金融庁の規制が影響している可能性があります。
海外在住者向けの英語サイトは日本からもアクセス可能ですが、サイト上で「日本在住者へのサービスは提供していない」と明確に記されています。
日本を除く他の国や地域ではRoboForexの利用が可能ですが、日本国内では口座を開設することができないのでご注意ください。
日本語に未対応
日本居住者へのサービス提供がないため、公式ホームページやサポートは日本語対応していません。
サポートは英語や中国語、ポルトガル語、ドイツ語など多言語に対応していますので、利用可能な言語でRoboForexを使用することをお勧めします。
両建て取引不可
RoboForexの規定により、「両建て」取引は許可されていません。
両建てとは、同じ通貨ペアに対して「売り」と「買い」の両方のポジションを同時に持つ戦略を指します。この方法は、為替レートが上昇しても下降しても利益を狙えるため、予測が難しいレンジ相場で効果的です。
多くの海外FX業者ではゼロカットの不正利用を防ぐために「異なる口座間での両建て禁止」とされていますが、RoboForexは「同一口座内での両建て」も禁止しています。
そのため、ポジション管理を慎重に行い、誤って両建てのポジションを持たないよう注意が必要です。
RoboForexの安全性と信頼性について
次に、RoboForexの安全性と信頼性について評価を行います。
| RoboForexの企業概要 | |
|---|---|
| 会社名 | RoboForex Ltd |
| 本社所在地 | 2118 Promachon Eleftherias, 19, Limassol 4103, Cyprus |
| 公式サイト | https://roboforex.com/ |
| 設立 | 2009年 |
| 金融ライセンス | ベリーズ(FSC) ライセンス番号：000138/333 |
| 取引プラットフォーム | MT4・MT5・cTrader・RTrader |
| スプレッドタイプ | 変動スプレッド |
| レバレッジ | 最大2,000倍 |
| 取引銘柄数 | 17,000種類 |
| ロスカット水準 | 10％〜 |
| 入出金方法 | 海外銀行送金・WebMoney・NETELLER・PerfectMoney・AdvCash・Visa・MasterCard・JCBなど |
| 手数料 | 入金手数料：無料 出金手数料：0.5〜1.9％ ※無料資金出金プログラムを利用すれば月2回まで出金手数料無料 |
RoboForexはベリーズに本拠を置く海外FX業者で、最大2,000倍のレバレッジと10％〜のロスカット水準を設定しており、高いリターンを目指すFXトレーダーから注目を集めています。
しかし、以前から何度も述べていますが、日本在住の方は口座を開設することができませんので、この点には注意が必要です。
ベリーズ金融ライセンス取得
RoboForexはベリーズで金融ライセンスを保有しています。
このライセンスはベリーズの金融規制当局のウェブサイトで確認することができます。
引用元： RoboForex公式サイト
ベリーズの金融ライセンスは取得しやすく、その信頼性が特に高いわけではありません。
しかし、金融ライセンスだけで海外FX業者の安全性を評価するのは適切ではないため、補償制度の有無など他の要素も併せて検討することが重要です。
最高2万ユーロの保証制度
RoboForexは「The Financial Commission」のメンバーです。
The Financial Commissionは、投資家と海外FX業者間の紛争を解決するための中立的な組織です。
万一RoboForexで不正な資金流出が発生した場合、The Financial Commissionから最大2万ユーロの補償が提供されます。
この保証があるため、資金が戻ってくる安心感はありますが、補償の上限が2万ユーロであるため、それ以上の大きな金額の投資は推奨されません。
RoboForexのボーナス・キャンペーン
RoboForexでは様々なボーナスやキャンペーンが用意されています。
このセクションでは、RoboForexの主要なボーナスである「新規口座開設ボーナス」と「入金ボーナス」について詳しく見ていきます。
新規口座開設ボーナス
RoboForexに新規口座を開設すると、30ドルの開設ボーナスを受け取ることができます。
このボーナスは取引に使用できますが、ボーナスそのものの出金は不可能です。ただし、ボーナスを利用して得た利益は出金可能です。
注意するべき点は、この口座開設ボーナスを受け取るためには、口座開設と本人確認を完了させた上で、10ドル以上を入金する必要があります。
入金ボーナス
RoboForexは初回入金で最大5万ドルの120%入金ボーナスを提供しています。
この5万ドルのボーナスは海外FX業者の中でも非常に豪華で、120%の高い付与率が特徴です。
初回入金から適用され、ボーナスを完全に受け取るまで有効ですから、非常に条件の良いオファーと言えます。
さらに、クラシックボーナスが終了した後でも60%の入金ボーナスを受けることが可能です。
しかし、前述のとおり、日本ではRoboForexのサービスを利用できません。ボーナスを活用したい方は、FXGTやXXMTradingを利用することをお勧めします。
RoboForexの取引口座の種類と取引条件
これからはRoboForexのスペックと取引条件について詳しく見ていきます。
5種類の口座タイプ
以下はRoboForexで利用可能な口座タイプです。
| 口座タイプ | ProCent | Pro | ECN | Prime | R StocksTrader |
|---|---|---|---|---|---|
| スプレッド | 1.3pips～ | 1.3pips～ | 0.0pips～ | 0.0pips～ | – |
| 最大レバレッジ | 2,000倍 | 2,000倍 | 500倍 | 300倍 | 300倍 |
| ロスカット | 10% | 20% | 40% | 100% | 20% |
| 口座開設ボーナス | ○ | ○ | × | × | × |
| 入金ボーナス | ○ | ○ | × | × | × |
| 取引ツール | ・MT4 ・MT5 ・RTrader | ・MT4 ・MT5 ・cTrader ・RTrader | ・MT4 ・MT5 ・cTrader ・RTrader | ・MT4 ・MT5 ・RTrader | ・RTrader |
特異な特徴として、ロスカット水準が各口座タイプで異なる点が挙げられます。
そのため、複数の口座を管理する際には資金管理とポジションの注意が必要です。
ボーナスが利用可能なのは「ProCent」と「Pro」の2つの口座タイプで、これらの口座を使ってボーナスを活用したトレードを検討すると良いでしょう。
取り扱い通貨ペアは36種類
RoboForexでは、36種類の通貨ペアでの取引が可能です。海外FX業者の中では取り扱い通貨ペアの数は少なめですが、主要な通貨ペアは全てカバーしていますので、メジャー通貨を主に取引する方には取引上の不便は感じられないでしょう。
| 通過ペア一覧 | |
|---|---|
| EURUSD | CADJPY |
| GBPUSD | USDZAR |
| USDCHF | CHFJPY |
| USDJPY | EURNZD |
| USDCAD | GBPAUD |
| AUDUSD | GBPCAD |
| NZDUSD | USDMXN |
| EURAUD | AUDCHF |
| EURCHF | EURPLN |
| EURGBP | EURTRY |
| EURJPY | GBPNZD |
| EURCAD | NZDCAD |
| GBPCHF | NZDCHF |
| GBPJPY | NZDJPY |
| AUDJPY | USDPLN |
| AUDNZD | USDTRY |
| AUDCAD | USDCNH |
| CADCHF | |
充実した情報提供サービス
RoboForexでは、市場概況レポートやRoboForexアナリストによるチャート分析レポートなど、様々な情報を公式サイト上で提供しています。
このように豊富な情報サービスを提供している海外FX業者は珍しく、特にチャート分析レポートは注目に値します。
口座を持っていない方でも、これらの情報はRoboForexの公式ウェブサイトからアクセスできるので、ぜひチェックしてみることをお勧めします。
RoboForexに対する評判・口コミのまとめ
これまでRoboForexの評判、口コミ、取引条件を見てきました。
豪華なボーナスや狭いスプレッドが特徴のRoboForexですが、2020年2月からは日本居住者向けのサービスを提供していません。
日本向けサービスを行っている海外FX業者の中で、「ボーナスの豪華さ」「スプレッドの狭さ」「スキャルピングに適した条件」を備えた業者については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひ業者選びの際の参考にしてください。
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