【FOFXの評判と口コミ】疑惑の真相とスプレッドの低さを徹底検証

FOFX（FOTradings）は、2021年に設立され、セントビンセントおよびグレナディーン諸島のライセンスを持つ比較的新しい海外FX業者です。

「非常識を常識へ」というモットーのもと、証券会社を介さずリクイディティプロバイダー（LP）と直接接続することで、業界トップクラスの低スプレッドを提供しています。

そんなFOFXですが、まずはメリットとデメリットを確認しましょう。

新しい業者であるが故に運営歴が短く、ボーナスキャンペーンが提供されていない点がデメリットとして挙げられます。実績と信頼性を重視するトレーダーにとっては、より確立された業者が適しているかもしれません。

それでも、FOFXの低スプレッドと信頼性を求めるトレーダーには、他にもおすすめの海外FX業者があります。特に以下の3つの業者が推奨されます。

おすすめの海外FX業者

これらの業者は、高いスペックと安全性を兼ね備え、多くのトレーダーに信頼されています。さらに詳しい情報が必要であれば、海外FX業者のおすすめ比較ランキングを参照してください。

また、FOFXはSNSでコピートレードに適した業者としても紹介されることが多く、自動売買（EA）やコピートレードに興味がある方には、関連するランキング情報が役立つでしょう。

さて、FOFXの詳細な口コミやブローカーからの情報を基に、口座開設手順や入出金方法を含む全体的なサービス内容を解説します。

FOFXのユーザーの口コミ評価

FOFXは設立されたばかりの新しい海外FX業者であり、その信頼性についてはさまざまな意見があります。

このように、FOFXはその新規性から様々な意見が寄せられていますが、ポジティブな口コミも少なくありません。

ポジティブな評判や出金経験者からの報告あり

FOFXに関する評判と口コミには、速やかな大金の出金や利益確定の報告が含まれています。

不正な出金事例が報告されていないため、FOFXでの出金に関しては心配不要と言えるでしょう。

信頼性が不安な新しい海外FX業者

2021年に設立された新しいブローカーであるFOFXは、他の業者と比較してオンラインでの情報量が少ないようです。

この新規性から、信頼性が疑問視されたり、否定的な評価が多く投稿されることがあります。ただし、検証した範囲内では、FOFXによる出金拒否などの不正行為の報告は確認されていません。

数多くの優れた海外FX業者が存在する中で、FOFXのように信頼性が不確かな業者を選ぶ必要性は低いでしょう。

低スプレッドだけでなく信頼性も重視するなら、以下の3つの海外FX業者がおすすめです。

【低スプレッド×信頼性が高い】 おすすめ海外FX業者

FOFXの良い評判・メリット

FOFXに対するポジティブな評判・メリットは以下の通りです。

低スプレッドと手数料無しで取引コストが安い

FOFXは「証券会社を介さない独自の取引システム」を採用しており、業界内で超低スプレッドを実現しています。

FOFXの低スプレッド実現の理由

FOFXの平均スプレッドは、ユーロドルが0.5pips、ドル円やポンドドルでは0.6pipsと非常に狭いです。

通貨ペア	スプレッド
EURUSD	0.5pips
USDJPY	0.6pips
GBPUSD	0.6pips
EURGBP	0.7pips
EURJPY	0.6pips
NZDUSD	0.8pips
AUDUSD	0.5pips
GBPJPY	1.3pips

さらに、取引手数料が無料であるため、他の海外FX業者の低スプレッド口座と比較しても、FOFXのトータル取引コストはよりお得です。

約定拒否やリクオートなしの安定した取引環境

FOFXでは、LPと直接接続するマーケット実行(NDD方式)を採用しており、リクオートや約定拒否がほとんど発生しない取引環境を提供しています。

NDD方式の利点

しかし、FOFXで採用されているNDD方式では、市場の流動性が低下する日本時間の早朝や、大きな経済指標が発表される際にボラティリティが増すタイミングで、希望価格と異なる価格で約定するスリッページが生じる可能性があります。

ゼロカットシステムで追証なし

FOFXはゼロカットシステムを導入しており、急激な価格変動でロスカットに追いつかず口座残高がマイナスになっても、追加の負債責任は発生しません。

これにより、投資した金額内での損失に限定されるため、安心して取引を行うことが可能です。

ただし、ゼロカットシステムが全てのリスクを回避できるわけではありません。

特に月曜の市場開始直後や重要な経済指標が発表されるタイミングでの高レバレッジ取引を繰り返すと、ゼロカットの濫用と見なされることがあるので注意が必要です。

ストップレベルが最小0pipsから

FOFXではメジャー通貨ペアにおけるストップレベルが0pipsと設定されています。

ストップレベルとは

例えば、ストップレベルが3pipsの場合、現在のレートより上下3pipsの範囲内での注文は許されません。

ストップレベルが0pipsであることは、特に細かい値動きを利用するスキャルピングトレーダーにとって、取引をスムーズに行うために大きな利点となります。FOFXでの取引は、このようなトレーダーに有利な条件を提供しています。

FXペアや仮想通貨含む119銘柄で豊富な取引ができる

FOFXでは、様々な資産クラスを取り扱っています。

FOFXの取り扱い商品

取り扱い銘柄の幅は業界最大級ではありませんが、新興ブローカーとしては充実した品揃えを提供しており、多様なトレーディングニーズに応えています。

bitwalletや国内銀行送金対応の入出金方法

FOFXでの入出金オプションは次の3つです。

FOFXの入出金方法

提供される入出金手段は数が限られていますが、bitwalletと国内銀行送金が利用できる点は大きな利点です。

出金拒否の報告がない

FOFXにおいて、出金拒否に関する悪質な報告は確認されていません。

むしろ、高額の出金が可能であることや、出金処理が迅速であるという評判があります。

FOFXの悪い評判・デメリット

FOFXに対する悪評・デメリットは以下の通りです。

信頼性が未確立の新興ブローカー

FOFXは2021年に設立され、運営歴が短いことが潜在的リスクです。

ツイッターでの口コミや評判を見ると、FOFXの信頼性や運営に関する懸念が頻繁に話題に上がっており、安定した信用を築くには時間が必要だと思われます。

現時点でFOFXには出金拒否などの深刻な悪評は見られません。

しかし、数多くの信頼性の高い海外FX業者が存在する中で、信頼性に疑問符が付くFOFXを選ぶ明確な理由は少ないでしょう。

信頼性と低スプレッドを重視するトレーダーに向け、以下の3つの海外FX業者を推奨します。

【低スプレッド×信頼性】推奨する海外FX業者

最大200倍の比較的低いレバレッジ

FOFXの最大レバレッジは200倍とされ、他の多くの海外FX業者と比較して低めです。

レバレッジ
XM	1000倍
TitanFX(マイクロ口座以外)	500倍
AXIORY	400倍
FOFX	200倍

A-bookやECNブローカーとしての海外FX業者は高レバレッジを提供しない傾向にあります。例えば、TitanFXのマイクロ口座を除くアカウントで最大500倍、AXIORYでは400倍のレバレッジが設定されています。

FOFXの200倍というレバレッジが必ずしも不利であるわけではありません。例えば、0.1ロット（1万通貨）を取引するのに必要な証拠金は約5,000円であり、国内FXのレバレッジ25倍では4万円が必要ですから、比較的マシな条件です。

ただ、A-book方式を採用しながらもより高レバレッジや優れた取引環境を提供する業者は数多く存在します。たとえば、信託保全を利用し信頼度が高いTradeviewなど、他の優れた海外FX業者を利用するのも良い選択かもしれません。

ロスカット水準が高めの80%

FOFXでは、証拠金維持率が80%に達するとロスカットが実施されます。

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、FOFXの設定している80％のロスカット水準は、海外FXブローカーの中でも高い部類に入ります。高レバレッジを活用している際には、意外なタイミングでロスカットが発生する可能性があるため、特に注意が必要です。

口座タイプが1つで取引ツールはMT4のみ

FOFXの口座スペック
口座タイプ	STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)※1種類のみ
追加口座	最大5つまで
取引ツール	MT4のみ

FOFXでは、提供されている口座タイプが「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」の1種類だけです。

このため、他の海外FX業者のように複数の口座オプションから選択することができません。

さらに、取引ツールもMT4のみとなっており、MT5やその他のプラットフォームには非対応です。

入出金の最低額が高い

FOFXでは、どの入金方法を使用しても最低入金額が5万円と設定されています。これは海外FXの中では比較的高い設定です。

出金に関しては、最低出金額が1万円とされていますが、1万円未満の全額出金も可能です。

他の多くの海外FX業者が低コストで入出金オプションを提供しているため、FOFXの比較的高い入出金手数料は不利な点です。

ボーナスキャンペーンがない

FOFXでは、入金ボーナスや取引量に応じたキャッシュバックなどのキャンペーンを一切実施していません。

証拠金をボーナスで増やすことはできないため、この点を事前に理解しておくことが重要です。

FOFXは、豪華なボーナスキャンペーンを提供することよりも、高品質な取引環境を提供することに焦点を当てており、経験豊富なトレーダーに適した海外FX業者と言えます。

FOFXの安全性と信頼性

FOFXの安全性と信頼性に関して、いくつかの重要なポイントがあります。

2021年設立、セントビンセント及びグレナディーン諸島のライセンス

FOFX会社概要
運営会社	DamicoLimited
本社所在地	不明
ライセンス	セントビンセントおよびグレナディーン諸島
設立年	2021年
問い合わせ	support@fotradings.com

FOFXは2021年に設立された新しい海外FX業者で、公式サイトの情報は極めて限定的です。サイト上では会社の背景やサービスの詳細な経緯について言及されておらず、運営会社「DamicoLimited」の具体的な情報も不足しています。さらに、金融ライセンスに関する記載が一貫性を欠いており、公式にはセーシェル共和国で取得されたライセンスとセントビンセントおよびグレナディーン諸島に登録されているとの情報が混在しています。

カスタマーサポートによると、主なライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島からのものですが、2022年10月の情報によれば、仮想通貨取引の関係でライセンスの更新中とのことで、一時的にライセンス未取得状態となっています。

このような背景から、FOFXの信頼性は他の長期運営の業者に比べて低く評価される可能性があります。

顧客資金の分別管理

FOFXでは顧客資金の管理はセントビンセントおよびグレナディーン諸島の規制に従い、分別管理されています。分別管理とは、業者の運営資金とは異なる別の銀行口座で顧客の資金を保管する方法で、これは海外FX業者の間で広く採用されています。

ただし、FOFXでは信託保全が設けられておらず、これは顧客資金の返還義務を保証するものです。そのため、大量の資金を投資する際には特に慎重な管理が求められ、顧客自身も資金の扱いに注意が必要です。

FOFXの口座開設と入出金方法

FOFXの口座開設は迅速でシンプルです。メールアドレスを認証するだけで、数分内に設定が完了します。

FOFXの口座開設手順と入出金方法一覧

FOFXの口座開設方法

FOFXの口座開設方法

必要書類のアップロード手順

FOFXでの入出金やその他の口座操作を行うためには本人確認が求められます。

本人確認の書類をアップロードする前に、必要な書類をしっかりと確認しましょう。

FOFXでは、本人確認のために「身分証明書」と「住所証明書」の各1種類を提出する必要があります。

身分証明書類
対応書類	・マイナンバーカードの両面 ・パスポート・運転免許証 ・住民基本台帳カード
身分証明書類の注意事項	・カラーで顔写真が確認できる有効な書類であること ・鮮明で読み取り可能であること

住所証明書類
対応書類	・銀行明細 ・クレジットカード明細 ・住民票など、公的機関が発行した書類 ・公共料金明細(ガス、電気、水道など) ・携帯電話明細
住所証明書類の注意事項	・登録者本人の名前と住所、そして書類の発行日が1枚の画像で確認できること ・6ヶ月以内に発行された書類であること ・書類の四隅が写っている鮮明な画像であること

スマートフォンで書類を撮影し、アップロードする準備をします。対応するファイル形式はGIF、JPG、PNG、PDFで、ファイルサイズは10MB以下です。

書類が用意できたら、それをアップロードする手順に移ります。

FOFXのマイページにログインし、「登録情報」から「書類をアップロードする」を選択してクリックします。

「ファイル」オプションから保存した書類データを選び、「ファイルタイプ」でアップロードするファイルの形式をドロップダウンメニューから選択します。

「提出」ボタンをクリックすればアップロードが完了します。

FOFXでは一度にアップロードできるのは1つのファイルのみなので、全ての必要書類をアップロードするためにはこのプロセスをそれぞれに繰り返す必要があります。

入金の方法及び手数料

FOFXでの入金オプションは国内銀行振込、bitwallet、仮想通貨の3つです。

入金方法	手数料	最低入金額	反映時間
国内銀行送金	無料※	5万円	1〜2営業日
bitwallet	無料	5万円	1〜2営業日
仮想通貨	入金額の3％前後の手数料あり	5万円	1〜2営業日

今回は国内銀行送金を用いた入金方法を例に説明します。

FOFXの入金手順

出金の方法及び手数料

FOFXでの出金オプションは、国内銀行振込、bitwallet、仮想通貨の3つです。

出金方法	手数料	最低出金額	出金時間
国内銀行送金	無料	1万円	1〜2営業日
bitwallet	無料	1万円	1〜2営業日
仮想通貨	入金額の3％前後の手数料あり	1万円	1〜2営業日

出金の最低額は、全額出金を除いて1万円からと設定されています。

また、FOFXに入金して取引を行わずに出金する場合、どの出金方法を選んでも追加で3％の手数料が発生しますので注意が必要です。

出金プロセスは、FOFXの公式ウェブサイトにログインし、会員ページから行います。

「出入金と資金移動」メニューを選択し、「出金」をクリックして次のページに進んでください。

国内銀行送金を使って出金する場合、「銀行振込」セクションの「出金する」をクリックし、次に表示される画面に進みます。

出金するFOFXの取引口座の選択のほか、出金先の銀行口座情報として以下の項目を記入します。

必要項目の入力を終えたら、「送信」をクリックして出金手続きを完了させます。

FOFXの取引条件とルール

FOFXの口座仕様と取引条件を詳しく見てみましょう。

取引可能な口座タイプは「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」だけ

FOFXが提供する唯一の口座タイプは「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」で、以下の特徴があります。

ゼロスプレッド口座のスペック
口座通貨	JPY/USD/EUR
取引可能銘柄	FX通貨ペア貴金属インデックスエネルギー仮想通貨
最大レバレッジ	200倍
ドル円のスプレッド	0.6pips
取引手数料	なし
最小取引ロット数	0.01
1ポジションあたりの最大取引ロット数	200
ロスカット水準	80％以下
ゼロカット	あり
ストップレベル	最小0pips
最小入金額	5万円

スキャルピングと両建て取引が可能

FOFXでは、スキャルピングや同一口座内での両建て取引が基本的に制限なく可能です。ただし、1秒以内の超短期スキャルピングは違反行為とみなされる場合がありますので注意が必要です。

また、同一口座内での両建ては許可されていますが、異なる口座間での両建て取引は禁止されていますので、この点も遵守してください。

MT4対応及びEA（自動売買）が可能

FOFXで利用できる取引ツールはMT4のみです。MT5やその他のプラットフォームには対応しておらず、一部では物足りなさを感じるかもしれません。しかし、MT4はその高機能性で世界的に広く利用されており、裁量取引だけでなくEA（エキスパートアドバイザー）を使った自動売買もサポートしています。

さらに、FOFXではWindowsデスクトップ版、Android版、iOS版のMT4を提供しており、ユーザーは使用するデバイスに合わせて最適な取引環境を選ぶことができます。

公式サイトとカスタマーサポート情報

現在、FOFXの公式サイトは利用規約を除いて日本語に翻訳されていますが、サイトの内容は非常にシンプルで、取引開始前に必要な情報が充分に提供されているとは言い難いです。

さらに、公式サイトには運営会社の情報がほとんど記載されておらず、金融ライセンスをセーシェル共和国で取得したと表記しているものの、実際にはセントビンセントおよびグレナディーン諸島のライセンスであるなど、信頼性に問題がある点も見受けられます。これらの点については今後の改善が望まれます。

メールでの日本語サポートがある

FOFXは日本語のメールサポートを提供していますが、メールアドレスの掲載が公式サイト上で容易に見つかりません。取引規約の英文や口座開設時に届くメールにのみ問い合わせ先が記載されており、これは少々使い勝手が悪いかもしれません。

さらに、カスタマーサポートの反応は比較的良好ですが、私が経験した複数の対応では、メールに署名が一切なかったことがあります。通常、海外FX業者のサポートでは、メールには業者名や担当者名、定型の署名が含まれるのが普通ですが、FOFXの場合はただの回答のみで、これは業務としては非常に珍しい形式です。

これらの点は今後の改善が望まれるところです。

FOFXの評判まとめ

今回はユーザーの口コミや直接の問い合わせを基に、海外FX業者FOFXの利点と欠点をご紹介しました。

FOFXはLP直結レートを活用し業界内で最も狭いスプレッドを提供していますが、まだ信頼性が完全に確立されているわけではありません。

海外FXをこれから始めようと考えている方には、実績のある信頼できるブローカーの利用を推奨します。

しかし、海外FXの経験があり、特に狭いスプレッドが魅力的と感じるトレーダーにとっては、FOFXでの取引も新しい挑戦になるかもしれません。

口座開設は簡単に完了するので、興味がある方は一度試してみるのも良いでしょう。